テスト結果
ワンウエイをそれなりに使おうとすると、ジャイロの調整が必須になります。
しかも、オープンやワイドとはかなり意識を変えた数値を試す必要が・・・
前にも書いた通り、フロントタイヤが駆動しない様にする必要があるので、それを実現しなければなりません。
これを、STジャイロ(3CH)とTHジャイロ(4CH)で行います。
STジャイロだけでもそれなりに走る様になりますが、THジャイロも使ったほうが楽です。
具体的な数字は人によって違うので、自分で探す必要がありますが、私がテストしたのは以下に。
STジャイロ(3CH)
コーナリング中にリアが滑って外に出た時、補正舵を入れて軌道修正し、フロントが駆動しない様にすることが目的です。
スロットルでジャイロ値を変化させます。
フルスロットル付近では数値を大きく、ニュートラル付近はそれなりに数値を大きくするといい感じになると思います。
THジャイロ(4CH)
コーナリング中の過剰駆動力でリアが滑らない様に、出力制限することが目的です。
ステアリングでジャイロ値を変化させます。
フルステア付近では数値を大きく、ニュートラルは0付近で良いと思います。
両方ともそれなりに計算で数値を得る事ができるので、そこから使える数値まで調整していきました。
もっと良いところがあるかもしれませんが、ピンポイントでセットする意味はないので、これ(20240817-2/1)にて終了です。
対策
ワンウエイのディスアドバンテージをなくすためには、フロントを駆動させなければ良いのです。
コーナリング中にフロントが駆動しないためには、以下の式を満足しておく必要があります。
Df < Dr x Rf / Rr (幾何学的考察参照)
リアのグリップが失われリアが外に出ると、Rrが大きくなるので式を満足できなくなります。
こうならないためには、
・グリップするリアタイヤを使う
・ジャイロで補正する
ということが必要です。
と言うのは簡単ですが・・・(-_-;
ディスアドバンテージ
ワンウエイのディスアドバンテージが何かと考えた時、意図せずにフロントタイヤが駆動してしまう事にあるのではないかと考えられます。
フロントタイヤが駆動すると、車は駆動の方向に向かってしまいます。
まっすぐ走っている時にはフロントタイヤが駆動する状況になっても問題はありませんが、コーナリング中だとちょっと問題です。
ハンドルを切った状態でフロントが駆動すると、急激に旋回速度が上昇して遠心力が増し、転倒につながることがあります。
こうなった場合、ミニッツは挙動が早いので、ほぼ制御不能です。
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